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Nimble Storage、クラウドサービス事業者のビジネスを支援するQoSとマルチテナンシー機能を提供

 Nimble Storage Japan合同会社(以下、Nimble Storage)は4日、クラウドサービスプロバイダ(CSP)がアプリケーションセントリックのサービスを提供可能にする新機能を発表した。CSP各社は、ストレージリソースのQoSとセキュアなマルチテナンシー機能を利用可能になるという。

 Nimble Storage Japanは、SSDとHDDを最適に活用する技術により高速化と経済性を両立する、予測分析付きストレージを主力製品としており、単一アーキテクチャでオールフラッシュストレージとハイブリッド型ストレージを提供している。また製品にはクラウドベースの予測分析管理ツールも統合され、顧客の安定稼働を支援しているとのこと。

 すでに、SaaSおよびIaaSを含む世界500以上のCSP環境で採用されているが、今回、セキュアなアプリケーション管理とテナントごとの隔離が可能になるほか、自動QoSにより、不正なワークロードがクリティカルアプリケーションに影響を与えないようにできることから、CSPはインフラの集約と予測可能な性能の提供による、容易なアプリケーション管理が可能になるという。

 またCSP各社は、利用ユーザーに高いレベルのサービスを提供可能になる点もメリット。Nimble Storage製品が提供するシンプルなインストールとプランニングにより、より多くの顧客と売上を迅速に獲得できるだけでなく、パブリッククラウドのオプションサービスとして、アプリケーションに重要性に応じたSLAを設定するなど、差別化されたサービスを提供可能になるとしている。

 さらに、プロアクティブに問題を予測・予防する「InfoSight」が、従来のサポートモデルと管理モデルを自動化できる点もメリット。予測分析と機械学習を活用することで、CSP各社は運用労力をかけずにプレミアムサービスを提供可能になるとした。

 Nimble Storageでは、こうした機能を訴求し、国内でもCSP向けの販売を強化する考えだ。