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Nimble Storage、オールフラッシュストレージのエントリー製品「AF1000」

有効容量20TBからのスモールスタートが可能

 Nimble Storage Japan合同会社は25日、オールフラッシュストレージ「Nimble Storage AFシリーズ」のエントリーモデル「AF1000」を発表した。ハイエンドモデルと同等の機能をすべて搭載しており、小規模企業、あるいは小規模な導入ケースでもオールフラッシュストレージのメリットを享受できるという。価格は400万円台から。

 「AF1000」は、2Uサイズから導入できるオールフラッシュストレージのエントリーモデル。小規模企業や10万IOPS以下の小規模システムでもオールフラッシュストレージを導入したいというニーズに応えて製品化されるという。

 I/O性能は最大3万5000IOPS、有効容量は20TB~165TBだが、上位モデルへのアップグレードに対応。最大120万IOPS、有効容量8PB以上まで、無停止かつ個別に拡張可能なスケーラビリティを提供できるとした。

AF1000

 一方で今回は、アダプティブ(ハイブリッド)フラッシュストレージ「Nimble Storage CSシリーズ」のポートフォリオを刷新することも発表された。「CS1000H」「CS1000」「CS3000」「CS5000」「CS7000」の全5モデル構成とし、従来と比較して2倍のパフォーマンス、キャパシティコストの40%低減を実現しているとのこと。

 なお、「AFシリーズ」と「CSシリーズ」は、同じNimbleOS上に構築されているので、オールフラッシュとハイブリッドのクラスタを構成し、シングルエンティティとして管理して、アプリケーションを透過的に移行することが可能。例えば、オールフラッシュをメインにしてアプリケーションを稼働させ、よりキャパシティコストが低いハイブリッドストレージでバックアップやディザスタリカバリを行うといった構成に対応している。

 今後は、「AFシリーズ」がすでに搭載している重複排除と圧縮の両機能を、「CSシリーズ」にも搭載する予定。サポート契約しているユーザーには無償で提供され、追加コストなしで実効容量が2倍以上になるとのことだ。