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ミッションクリティカル向けx86サーバー「HPE Integrity Superdome X」の新モデル
最新のXeon E7 v4を搭載可能
2016年8月30日 16:30
日本ヒューレット・パッカード株式会社は30日、ミッションクリティカル用途向けのx86サーバー「HPE Integrity Superdome X」の新モデルを発表した。
Integrity Superdome Xは、x86アーキテクチャをベースとしたミッションクリティカル用途向けサーバー。一般に同用途向けサーバーは、UNIXサーバーやメインフレームなどを利用する場合が多い。しかしIntegrity Superdome XではXeon E7シリーズを採用し、OSにWindowsやLinuxを利用できるので、エンジニアが特殊なスキルや知識を持たない場合でも、稼働率99.999%(実績値)の、信頼性の高いシステムを構築できるという。
これは、高信頼性を実現する機能はファームウェアなどサーバー内部に実装されており、それらを意識しなくてもアプリケーションの実装、開発を行えるため。今回提供する新モデルでは、Windows Server 2012 R2やRed Hat Enterprise Linux 7といった最新OSをサポートしつつ、従来モデル同様の高い信頼性を引き継いでいる。
CPUは、最新のXeon E7 v4(開発コード名:Broadwell-EX)を採用。最小2CPUからスタートし、2CPUごとに増設できる仕組みを備えており、最大で最大16CPU、384コアまで搭載できる。物理パーティション(nPartitions)機能により、1筐体内を電気的に複数のOS領域に分割することも可能だ。
また、従来の2倍にあたる1OS領域あたり24TBのメモリ搭載をサポート。SAP HANAなど、大量のメモリを必要とするインメモリデータベースのカバー範囲が拡大し、従来では実行が不可能であった処理を高速可能になるとした。
さらに、複数のCPU同士を接続するクロスバーファブリックの速度が33%向上しているため、同一システムをより少ないCPUコアで稼動できるようになり、TCO削減に貢献するとのこと。
価格は、最小構成で2851万7000円(税別)から。