米Mirantisが独SUSEと協業、エンタープライズ向けLinuxに対する一括サポートを提供

　米Mirantisは9日（米国時間）、独SUSEと協業し、Mirantis OpenStackユーザーに対してSUSE Linux Enterprise Linux（SLES）をサポートすると発表した。両社は技術面で協力し、MirantisのOpenStackディストリビューション「Mirantis OpenStack」とSLESによるプライベートクラウド基盤を提供可能にするとしている。

　また両社の協力により、Red Hat Enterprise Linux（RHEL）やCentOSに対するサポートも提供。主要なエンタープライズLinuxディストリビューションのサポートを、Mirantisがワンストップで提供することが可能になるとのこと。

　Mirantisでは、SLES、RHEL、CentOSのパッチやアップデートを1年間または3年間のサブスクリプション形態で提供。セキュリティおよびその他のアップデートをカバーするほか、24時間365日、メールまたは電話によるサポートを提供し、1時間以内のレスポンスタイムを保証するという。なお、各Linuxとも現行バージョンが対象となる。

　なお両社は今後、SLESをMirantis OpenStackに最適化し、それによる変更のすべてを関連する各オープンソースプロジェクトにコントリビュートすることも発表した。