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NTTソフト、演習機能などを強化した「CipherCraft/Mail 標的型メール対策」

 NTTソフトウェア株式会社(NTTソフト)は8日、「CipherCraft/Mail 標的型メール対策」の新版を同日より提供開始すると発表した。

 「CipherCraft/Mail 標的型メール対策」は、ユーザーが日々受信するメールの履歴情報を収集・蓄積し、独自エンジンで分析することにより、不審なメールを検知・隔離するソリューション。PCにインストールするソフト型と、インストールの必要がないサーバー設置型の両形態で提供されている。

 今回の新版では、まず、新バージョンでは、標的型攻撃の疑いがあるメールを受信した場合を想定し、繰り返し学習・訓練できる機能を搭載した。管理者は、訓練メール作成画面を用いて容易に訓練メールを作成し、受信者に送信することができる。これによって受信者は、どのような偽装がされているかを体験型で学べるので、危機意識の維持と対応力の向上が図れるという。さらに、訓練通知に対する受信者の対応状況を集計し、対策の強化に生かすことも可能になった。

 また、巧妙化する標的型攻撃の手口に対応するため、偽装された添付ファイルを検知する機能を搭載。リンク先のURLや疑わしい添付ファイルを事前開封して確認する、サンドボックス機能と連携できるようにし、危険と判定された場合には受信者に注意喚起を行うことができる。なおサンドボックス機能は、標的型攻撃マルウェア対策クラウドサービス「Lastline Enterprise」を採用しているとのこと。

 価格は、ソフト型の場合、50ユーザーで19万円(税別)から。

石井 一志