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富士通SSL、ユーザーの声を取り入れた新CMS製品「WebコアCMS」

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は13日、Webコンテンツ管理システム(CMS)製品「FUJITSU Enterprise Application WebコアCMS」(以下、WebコアCMS)を、同日より販売開始すると発表した。これを利用することで、Webサイト利用者へのサービス向上とサイト運営の効率化を実現するという。

 「WebコアCMS」は、自社開発のCMS「FUJITSU ビジネスアプリケーション WebコアEnterprise」(以下、WebコアEnterprise)をベースとした静的なCMS製品。コンテンツ作成、編集から承認、公開までの作業の流れを一貫してサポートし、公開コンテンツの履歴を管理することができる。また、HTMLなどの専門知識がなくても、テンプレートを利用して作成できるため、意識することなくWebサイトのデザイン統一が可能で、設定された公開期間に従ってシステムが自動的に公開サーバーへの配信や削除を行うため、運用の負荷を軽減する。

 新製品では、「WebコアEnterprise」のユーザーからの要望を大幅に取り入れるとともに、ユーザビリティ向上のためGUIを一新してリニューアルした。コンテンツの一元管理やテンプレートによるデザインの統一、承認ワークフローなどの基本機能に加えて、問い合わせ、アンケート、申し込みなどの各種フォームを簡単に作成できる機能や、グループ化された複数コンテンツの一括承認機能などを新たに提供する。

 GUIについては、作業中のタスクや利用するフォルダへのショートカットを表示するなど、操作の動線を改善してユーザビリティを向上。また、操作ボタンのサイズの拡大や、文字サイズを最適化したことで、アクセシビリティも向上している。

 価格は、基本ライセンス(5ユーザーライセンス)が495万円(税別)から。富士通SSLでは、2年間で5億円の売上を見込む。

 対応サーバーOSは、Red Hat Enterprise Linux 6/7とWindows Server 2012/2012 R2。なおクライアントはInternet Explorer 11に対応しており、それ以前の環境を利用中のユーザーには、引き続き「WebコアEnterprise」を提供するとしている。