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NRI、配送・生産計画等に適用する最適化ソリューション「Fiboat」でデータ分析基盤との連携機能を提供
2025年12月11日 08:00
株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は10日、最適化ソリューション「Fiboat(フィボート)」に、データ分析基盤との連携を可能にする新機能を実装したと発表した。
Fiboatは、物流・製造をはじめとする多様な計画業務に対応する「セミオーダーメイド型」の最適化ソリューション。NRIがこれまでに培ってきた知見と最適化技術を集約して開発されており、各社固有の業務プロセスにも柔軟に適応できる高いアジリティを備えているという。
今回は新たに、Fiboatとデータ分析基盤との連携を可能にする新機能を搭載する。従来、Fiboatを用いた最適化を実行するには、データの可視化や予測データの準備、実行基盤の構築といったさまざまな準備作業が必要だったが、今回の新機能により、企業が利用中のデータ分析基盤上の分析工程にFiboatを組み込めるようになるため、短期間での導入と早期の効果発揮が可能になるとした。
例えば、需要予測データを基に分析を行う既存のデータ基盤に、最適な生産・在庫計画を立案するFiboatの機能を組み込むと、データ分析の結果を業務計画に直接反映できるようになる。これによって、収益拡大やコスト削減といった経営効果をより早期に実現可能になるとした。
また、これまで人手に依存していた配送計画や生産計画、発電計画といった複雑な業務についても、Fiboatを活用することで、より迅速かつ手軽に最適な計画を立案可能になる。この効果について、NRIでは、担当者の負荷が軽減されるほか、データに基づく客観的な判断が可能になるため、属人的な経験や勘に頼らない、より再現性の高い業務運営へと変革を促せると説明している。