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JSOL、カゴメアクシスのSAP ERP導入を支援 ノンカスタマイズ、ノンアドオンで3カ月の短期導入を実現

 株式会社JSOLは6日、カゴメ株式会社が設立したシェアードサービス会社のカゴメアクシス株式会社が、JSOLの支援のもと、SAP ERP(ECC 6.0)を活用した新会計システムを構築したと発表した。システム稼働以来3カ月、カゴメアクシスでは順調に運用しているという。

 カゴメアクシスは、カゴメグループが推進する「働き方の改革と収益構造の改革」の実現に向けて2016年4月に設立された新会社。今回の会計システム導入検討にあたっては、同社の設立趣旨にのっとった全体設計と、スピード感を持った導入スケジュールが鍵となったとのことで、特にスケジュールについては、プロジェクト化された2015年12月時点で、新会社の事業開始からの本稼働がクリティカルな条件であり、大きなポイントだったという。

 そこでJSOLでは、1)SAP ERPの標準機能を活用しアドオンをしない「アドオンゼロ」、2)JSOLのSAP ERPテンプレート「J-Model」の有効活用、3)Microsoft Azureのパブリッククラウド環境を活用した安価かつ効率的な環境設定、4)3カ月での本番稼働を最優先事項とする工期導入、といった内容での提案を実施。実際に3カ月の開発期間で本稼働を実現した。

 また、SAP ERPの標準機能を最大活用することで業務の標準化・合理化も同時に図ったとのこと。