週刊データセンターWatch:

BBバックボーンとJRWON、鉄道ルート活用の「大阪なにわリング」1月より提供

 ビー・ビー・バックボーン株式会社(BBバックボーン)とJR西日本光ネットワーク株式会社(JRWON)の2社は、大阪市内および近郊の主要データセンター間をリング状に接続する「大阪なにわリング」について、2023年1月から提供すると発表した。申し込み受付もすでに開始した。

「大阪なにわリング」の接続イメージ

 「大阪なにわリング」は、JRWONが保有している鉄道用光ファイバーのルートを活用。大阪市内の主要データセンターが集積する堂島エリア・曽根崎エリアを、新たに建設された大阪ビジネスパークデータセンター(大阪府京橋エリア)とリング状ネットワークで結んでいるのが特徴。BBバックボーンの知見も生かしつつ、これまでにない完全異経路のネットワークを実現したとしている。

 さらに「大阪なにわリング」には、BBバックボーン、JRWON、その他提携事業者の光ファイバー網とも接続可能。大阪エリア以外のデータセンター利用者が、中継なしで「大阪なにわリング」へ接続できるようになるため、コスト面でのメリットも期待される。