週刊データセンターWatch:

アット東京、二酸化炭素排出量実質ゼロの電力を利用できる「グリーン電力オプションサービス」

 株式会社アット東京は2022年10月より、「グリーン電力オプションサービス」の提供を開始する。同社データセンターを利用している顧客が、再生可能エネルギー由来の環境価値を適用できるようになる。

 今般の社会情勢として、脱炭素の実現は大きな課題である。データセンターでのサーバー運用は莫大な電力を消費するため、大手企業を中心に再生可能エネルギーへの転換が模索されている。

 グリーン電力オプションサービスでは、「非化石証書」の制度を利用。二酸化炭素排出量が実質ゼロで電気を使え、脱炭素目標の達成に貢献することができる。顧客側の管理負担はなく、また非化石価値調達量が電力使用量を下回らないようにするための調整も行われる。

 グリーン電力オプションサービスが利用できるのは「アット東京 中央センター (CC1)」および「アット東京 中央第2センター (CC2)」。コロケーション、ケージングコロケーションが対象となる。適用期間は年度単位(4月から翌年3月まで)。