週刊データセンターWatch:

アルテリア・ネットワークスの100Gbps専用線サービス、MCデジタル・リアルティの印西データセンターに導入へ

 アルテリア・ネットワークス株式会社は、MCデジタル・リアルティ株式会社が千葉県印西エリアで建設中の新データセンター「NRT10」において、最大100Gbpsの専用線設備を設置すると発表した。

 MCデジタル・リアルティは、三菱商事株式会社と米Digital Realty Trustの折半合弁会社として2017年9月に設立された。大阪のほか、東京三鷹市でもセータセンターをすでに稼働させている。

 「NRT10」は、地盤の強固さ、東京および成田とのアクセス性の高さの面など、データセンター運用に好適とされる千葉県印西エリアにて建設が進められており、2021年8月に竣工する予定。その隣接地にはさらなるデータセンター用地も確保する計画という。

 印西エリアは、茨城県県北および千葉県南房総の海底ケーブル陸揚局との接続性も高く、アルテリア・ネットワークスでは同地での光ネットワーク網増設を戦略的見地から推進している。

 これにより、NRT10を利用する顧客は、アルテリアの最大100Gbps専用線サービス「ダイナイーサ」を用いて、海底ケーブル網を活用した海外接続、日本国内主要都市のデータセンター接続などをより短納期で利用できるようになる。