トピック

種苗の研究開発・プロジェクト管理をDirectCloudで効率化!

「共有リンク」でセキュアなファイル共有を実現

株式会社サカタのタネは、種子・苗木・球根・農園芸用品の生産および販売、育種・研究・委託採種技術指導を中心に、造園緑化工事、温室工事、農業施設工事の設計、監理、請負などを提供している企業です。さらに、世界各地で種苗販売を展開し、地域ごとの農業・園芸業の課題解決に貢献しています。

今回はその同社が、クラウドストレージを導入した経緯と、サービスとして「DirectCloud」を選んだ理由、そして導入後の成果について伺いました。

グリーンプラザのご紹介

1913年の創業以来、国内の種子・苗木・球根・農園芸用品の生産および販売を推進

――貴社の事業内容を教えてください。

情報システム部 嶺澤健一氏

嶺澤氏
弊社は、種子・苗木・球根・農園芸用品の生産および販売を行う企業です。
1913年に創業し、1942年に設立されました。本社は神奈川県横浜市にあります。

現在は、種苗事業(野菜・花の種子や苗木の生産・販売)をはじめ、農園芸用品(栽培資材や園芸関連商品の提供)、造園・緑化事業(造園工事や農業施設の設計・施工)、研究開発(育種・採種技術の開発と指導)に注力しています。

さらに、世界各地で種苗販売を展開し、地域ごとの農業・園芸業の課題を解決するためのグローバル展開や、栽培技術の提供、環境に配慮した品種開発など、持続可能な農業支援にも取り組んでいます。

・法人名:株式会社サカタのタネ
・代表者:代表取締役社長 坂田 宏
・所在地:神奈川県横浜市都筑区仲町台二丁目7番1号
・資本金:135億円
・社員数:2,948名(連結)(2024年5月31日現在)
・URL:https://corporate.sakataseed.co.jp/

・株式会社サカタのタネ様の取り組みはこちら

――担当者様の日々の業務を教えてください。

情報システム部 鷲澤柚香氏

鷲澤氏
情報システム担当として、社内業務の効率化を目的としたシステムの設計・導入を行っています。
また、システムの運用・保守、障害対応、定期メンテナンスなどのシステム管理業務を始め、ヘルプデスク対応も担当しています。

DirectCloudの管理者として全社展開を支援しており、導入後は共有フォルダの作成など、現場での利用を推進しています。

大量・大容量のファイルをスムーズに共有できる仕組みがなかった

――クラウドサービス導入前の課題を教えてください。

嶺澤氏
DirectCloudを導入する前から他社ファイル共有サービスを利用していました。
当時のサービスはユーザー課金制のため、事業拡大やグローバル展開に伴って社員数が増加していく中で、コスト増加を懸念していました。

また、弊社では育種などの研究開発に注力しており、様々なプロジェクトが立ち上がります。
そうした中でのファイル共有はほぼメールでやり取りしていたため、データを更新する度に共有する必要があるなど、共有の負担がかかっていました。

DirectCloudを導入した3つの決め手

――ユーザー数無制限で利用できる

嶺澤氏
全社利用、グローバル展開を推進していることから、ユーザー数無制限のクラウドストレージサービスを導入することは必須の要件でした。

ユーザー数無制限のサービスを導入したことで、現在は約1,500ユーザーに展開できています。

――大量・大容量ファイルをリンク一つで共有できる

鷲澤氏
部署やプロジェクトごとにあらゆる取引データをやり取りしています。
弊社では、ECサイトや栽培の写真データや、育種に関わる研究データなど、大量・大容量のファイルをやり取りする機会が頻繁に発生します。

このような取引データをリンク一つで簡単に、しかもユーザー数無制限で利用できるというところがポイントでした。

――多彩なアクセス権を設定できる

鷲澤氏
社外からのアクセス禁止、ユーザーごとにアクセスできるフォルダを制限するなど、用途に応じたアクセス権設定ができるため、管理者としては安心して全社展開をできました。

IT管理者が求めるセキュリティ機能が取り揃えられているため、社内インフラとして利用を推進しています。

DirectCloudと基幹システムのハイブリッド運用を実現

――現在はどのように運用されていますか?

嶺澤氏
社員の個別的なファイル共有や大容量ファイルの共有を目的としたファイル共有ツールとして活用しています。
プロジェクトに関するファイルのやり取りをする場合は、共有フォルダの下層にプロジェクトごとのフォルダを作成し、保存や共有を行っています。

あくまで、データ管理は従来の基幹システムで行いつつ、大容量のファイルを取引先に共有する場合にはDirectCloudを使うといったハイブリッドな運用を実施しています。

弊社の場合は取引先のユーザーも1ユーザーとしてユーザー登録しており、プロジェクト関連フォルダを利用できるようにしています。

脱PPAP推進・ストレージのコスト削減を実現

――DirectCloud導入による業務改善効果は?

嶺澤氏
DirectCloudを導入後、大容量のファイルをリンク一つで共有できるようになったため、ファイル共有にかかっていた負担を大幅に削減することができました。

また、共有リンク機能の利用を推進したことで、脱PPAP対策に拍車がかかりました。
現在ではほとんどの社員がDirectCloudでファイル共有を実施しています。

そして、ユーザー数無制限のクラウドストレージサービスを導入したため、費用対効果が高く、ツール利用にかかるコスト削減を実現することができました。

――導入を検討している方へのメッセージ

嶺澤氏
クラウドストレージは、導入したのみでは売上に貢献するものではないと考えています。
きちんと運用ルールを定め、費用対効果を見極め、コストと利用用途を考慮した上で最適なサービスを導入することがポイントではないでしょうか。

DirectCloudの場合は、管理者画面のUIがわかりやすいところと、ユーザー数無制限で利用でき、どれだけ従業員数が増加しても定額で利用できるため、一定の費用対効果が見込めると思います。

ファイルサーバーのDXから生成AIまで統合管理 “DirectCloud”

DirectCloudは、企業のセキュリティポリシーに準拠したセキュアな環境で、企業間のファイル共有やハイブリッドワークスペースを提供します。このサービスは、複雑なアクセス権管理、情報漏洩対策などのデータ管理をクラウド上でスマートに行えるクラウドファイルサーバーです。また、生成AIを活用してデータを効率的に活用することができるデータインフラでもあります。さらに、データのライフサイクル管理や長期バックアップも簡単に行えるため、企業のデータ管理を包括的にサポートします。

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