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富士通、「PRIMERGY」解析・シミュレーション性能検証で従来の約2倍の向上を実証

解析・シミュレーションの性能検証において、
「PRIMERGY」最新モデルで従来の約2倍の性能向上を実証

実証結果に基づく「解析分野別アプリケーション性能向上試算キャンペーン」を展開

 当社は、2012年3月7日にインテル社より発表された最新CPU「インテル® Xeon® プロセッサー E5-2600 製品ファミリー」搭載のPCサーバ「PRIMERGY」において、解析アプリケーション実行性能が従来モデル(注1)と比較して、PCサーバ1台あたり最大約2倍となることを実証し、本日、検証結果を公開しました。

 また、既存PCサーバを最新CPU搭載の当社PCサーバ「PRIMERGY」に入れ替えた場合に、アプリケーション実行性能がどのくらい向上するかを解析分野別に試算する「解析分野別アプリケーション性能向上試算キャンペーン」を本日より実施します。

 解析アプリケーションを使ったPCクラスタシステムの導入を検討しているお客様は、導入前に性能向上を確認できるため、業務効率改善の指標となり、お客様要件に最適な最新のPCクラスタシステムを効率的に導入することができます。

 CAEや解析、シミュレーションは、製造、化学、金融などの産業界において、コスト削減や開発期間の短縮、環境負荷低減などの点から、適用分野が拡がってきており、流体解析、電磁波解析、衝突解析、落下解析、構造解析など各解析用のアプリケーションを活用したPCクラスタシステムを導入するお客様が増加しています。

 当社は、「PCクラスタ性能検証センター」において、解析アプリケーションベンダー様と共同で当社のハードウェアと解析アプリケーションの動作検証、性能検証を実施し、解析アプリケーションごとに最適なハードウェア構成と検証結果を公開しています。解析アプリケーションを使ったPCクラスタシステムの導入を検討しているお客様は、公開された検証結果を解析効率の指標としていただくことで、お客様要件に最適な最新のPCクラスタシステムを効率的に導入することができます。

■最新のPCサーバ「PRIMERGY」による解析アプリケーション実行性能検証結果の公開について

 今般、「PCクラスタ性能検証センター」(富士通トラステッド・クラウド・スクエア内(東京都港区)、2010年7月開設)において、3月7日にインテル社より発表された最新CPU搭載のPCサーバ「PRIMERGY」による解析アプリケーション実行性能検証を実施し、従来モデルと比較して、PCサーバ1台あたり最大約2倍の性能向上を実証しました。

 5年前のインテル® Xeon® プロセッサー 5100番台を搭載したモデルと比較した場合、解析分野別に約7~12倍の性能向上が見込めます。

[各解析アプリケーション実行性能検証結果(注2)]

・非構造格子系汎用三次元熱流体解析システム「SCRYU/Tetra」(開発および販売元:株式会社ソフトウェアクレイドル)
: 従来モデルと比較して最大約1.7倍
・非線形動的構造解析ソフトウェア「LS-DYNA」(開発元:米国LSTC社、国内販売元:富士通株式会社など)
: 従来モデルと比較して最大約1.7倍
・電磁波解析ソリューション「Poynting for Microwave」(開発および販売元:富士通株式会社)
: 従来モデルと比較して最大約2.1倍

 その他のアプリケーションについても、性能検証を行い次第、結果を公開しています。

[PCクラスタ性能検証センターについて]

 当センターの設備はインターコネクト(計算ネットワーク)として使用するInfiniBand FDRをはじめとした最新のハードウェアと、オープンソース・ソフトウェアを含む、PCクラスタに最適なOS・ミドルウェアで構成されています。また、性能検証の実施にあたっては、システムインフラの専任技術者によるサポートを用意しています。

■「解析分野別アプリケーション性能向上試算キャンペーン」について

 「解析分野別アプリケーション性能向上試算キャンペーン」は、最新CPUによる性能検証結果を元に、お客様が使用する既存PCサーバを、最新CPUを搭載した当社PCサーバ「PRIMERGY」に入れ替えた場合に、PCサーバ1台あたりの実行性能がどのくらい向上するか(注3)を解析分野別に試算するサービスです。

 専用ホームページにて流体解析、構造解析、衝突解析、化学計算などの解析・シミュレーションの分野と、現在使用するPCサーバの導入時期を入力すると、アプリケーション実行性能において見込まれる性能向上の試算結果(注3)が送付されます。

 本サービスにより、システム導入前に、どのくらいの性能向上が見込めるかがわかるため、業務効率改善計画策定の参考指標の一つとすることができます。

■商標について

 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

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2012/3/19 17:30