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ISID、名古屋銀行の中国拠点向け業務支援システムを構築


ISID、名古屋銀行の中国拠点向け業務支援システムを構築
~「GBSⅡ中国版」により拠点全業務をカバー、当局報告システム導入も支援~

2011/11/04
株式会社電通国際情報サービス

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、株式会社名古屋銀行(本店所在地:愛知県名古屋市、頭取:簗瀬 悠紀夫)の中国南通支店向け業務支援システムを構築し、9月29日の同支店開業と同時に本番稼働を開始したことを発表します。本システムには、ISIDが開発した銀行海外拠点バックオフィスシステム「Global Banking SystemⅡ(以下GBSⅡ)中国版」が採用されました。併せて、本システムと連携して稼働する現地当局報告システムを、子会社である上海電通信息服務有限公司(以下ISID上海)が構築し、現地での導入サポートを実施しました。

■背景■

アジアを中心に日系企業の海外進出が増加する中、地方銀行などの地域金融機関が取引先企業の海外進出を支援する動きが活発になっています。名古屋銀行では、主に東海地方に本社を置く日系企業の中国進出を支援するため、南通支店を開業しました。金融機関の海外拠点システムには、貸付、資金・為替、輸出入、送金など幅広い業務領域をカバーし、さらに多通貨会計や決算処理などにも対応する包括的な機能が求められます。また海外拠点では、現地の金融当局に対して取引明細や残高などの報告が義務付けられており、各国毎に異なる報告フォーマットに合わせたデータ連携が必要となります。海外拠点の人員は限られており、現地でのシステム導入・運用負荷を極力抑えながら幅広い業務に対応し、かつ効率的に当局報告を行えるシステムが求められます。名古屋銀行では南通支店向けシステム構築にあたり、これらの要件を満たし、かつ金融機関の海外拠点における稼働実績が豊富であることを要件として検討した結果、ISIDの「GBSⅡ」を採用しました。

■採用のポイント■

今回の「GBSⅡ」採用にあたっては、以下の点が評価されました。

(1)金融機関の海外拠点における多数の稼動実績

「GBSⅡ」は、地域金融機関の海外支店を中心に8金融機関18拠点(アメリカ、イギリス、香港、ベルギー)にて安定稼働しており、ISIDおよびISIDの海外現地法人では、その導入及びサポートに関わるノウハウを蓄積しています。また国別に対応が必要となる当局報告システムの導入実績が豊富であることも、採用のポイントとなりました。今回の南通支店向けのシステム構築では、「GBSⅡ」とのデータ連携を含めた現地当局報告システムの導入支援をISID上海が実施しました。

(2)中国語対応

ISIDでは、今回のシステム構築に先立ち、入力画面やオペレーションマニュアル等の中国語対応を実施し、パッケージの標準機能として組み込みました。これにより「GBSⅡ」は英語・中国語の2カ国語に対応し、幅広い拠点において現地ローカルスタッフによるシステム運用が可能となりました。従来の英語版の豊富な機能と導入実績に加え、中国版の提供が可能となったことも採用の大きなポイントとなりました。

■「GBSⅡ」について■

「GBSⅡ」は、ISIDが開発・提供する銀行海外拠点向けバックオフィスシステムです。取引管理や勘定処理など、金融機関の海外拠点におけるほぼ全ての業務領域をカバーする機能を標準で搭載したパッケージシステムであるため、短期間での導入を可能とします。また勘定のリアルタイム更新や期日自動処理など、海外支店のオペレーション負荷を低減する仕組みを備えています。ISIDでは、1983年のGBS バージョン1の開発以来、機能拡張、制度変更、インフラの更改等に対応し、数多くの金融機関の海外拠点業務を支援しています。
(http://www.isid.co.jp/solution/finance/gbs.html)

ISIDは今後も、「GBSⅡ」のさらなる機能強化に取り組むとともに、海外現地法人との連携によるサポート体制の一層の拡充をはかり、日本の金融機関、さらにはその取引先である日系企業のグローバル市場における競争力強化に貢献してまいります。
ご参考資料

■関連リリース

・名古屋銀行プレスリリース 「南通支店」の開業について(2011年9月20日)

http://www.meigin.com/manage/data/entry/news/news.00460.00000001.pdf

関連情報
2011/11/4 14:30