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ビットアイル、クラウドサービスのSSL VPNオプションにBIG-IPを採用

2011年7月12日

F5のBIG-IP Edge Gatewayを活用しビットアイルがセキュリティの高いクラウド・ネットワークを実現

クラウドの利用形態に新しい選択肢を追加、セキュアで自由度の高いインフラ設計を実現

F5ネットワークスジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:アリイ・ヒロシ、以下F5)は、コロケーション/クラウドサービス向けのデータセンタを運営する株式会社ビットアイル(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:寺田航平、以下ビットアイル)がクラウドサービスの拡大に向けて導入したF5のBIG-IP(R) Edge Gateway(TM)を通じて、セキュアなSSL VPNアクセスと自由度の高いネットワークの構築を支援しました。

ビットアイルでは、サーバとネットワークを個別に選択して組み合わせる方式のクラウドサービス「サーバオンデマンドNEXT」を提供しており、柔軟なネットワークオプションを選択できることが特長です。近年では、顧客から財務会計や販売管理などの業務用パッケージソフトをクラウドで利用したい、といった要望が増えており、それに応えるためのサービス拡張を検討していました。

このような要望に応える新たなネットワークオプションとして、ビットアイルは2011年5月26日より、SSL VPNアクセスの提供を開始しました。このサービスは、パブリック・クラウドであるサーバオンデマンドNEXTで、社内用業務システムなどセキュリティの観点からインターネットにそのまま公開することが望ましくないものを、SSL VPNアクセスを介して、プライベート・クラウドのように利用することができるものです。SSL VPNアクセスはクラウドサービスのオプションとして提供されるため、顧客の希望にすぐに対応できるよう、SSL VPNゲートウェイと認証用Radiusサーバがセットで提供されることになり、ビットアイルはSSL VPNゲートウェイとして、F5のBIG-IP Edge Gatewayを採用しました。

ビットアイルが採用した BIG-IP Edge Gatewayは、セキュアなSSL VPNアクセスを実現し、高速なアプリケーショントラフィック能力を持つF5の独自OSであるTMOS(TM)を通じて、最大同時接続4万ユーザ(BIG-IP Edge Gateway 8900の場合)の高いパフォーマンスを実現します。これにより、ユーザ数が増加しても、ネットワークの複雑化や追加コストなしに、ハードウェアアップグレードなどでの柔軟な対応が可能です。またBIG-IP Edge Gatewayは、1台のハードウェアを論理的に複数に分割し、仮想的に複数のゲートウェイを設定/運用できるマルチテナント機能も備えています。この機能を通じて、ビットアイルのクラウドサービスを利用するユーザは、個別にポリシーを設定することができ、インフラの制約を受けることなく、自由度の高いネットワーク環境を構築することができます。

ビットアイルは以下の点を評価し、同社のクラウドサービスの拡張にBIG-IP Edge Gatewayを採用しました。

・個別設定、重複IPアドレスも利用可能なマルチテナント環境
BIG-IP Edge Gatewayのマルチテナント機能により、1台のハードウェアを論理的に分割でき、仮想的に完全に個別のゲートウェイとして設定・運用できるため、重複するIPアドレスの利用など、個々のユーザが独自のポリシーを設定することが可能

・増加が見込まれるユーザを処理可能な高いパフォーマンスを低コストで実現
高速なアプリケーショントラフィック能力を持つTMOSのパフォーマンスを通じ、大企業のリモートアクセスや遠隔地ユーザの社内ネットワークアクセスなど、大規模な展開にも対応が可能

・様々なアプリケーションを利用できる柔軟性と特定の環境からのみのアクセスを許可するセキュリティを実現
TCP/IPアプリケーションであれば種別を問わず利用できるネットワークアクセス機能を搭載し、セキュリティ強化の為に、ユーザのアクセスのIPアドレスを制限

加えて、このたびビットアイルがBIG-IP Edge Gatewayを採用した理由として、F5独自のオープンなアプリケーションプログラムインタフェース(API)であるiControl(R)が挙げられます。ユーザは、iControlインターフェイス上で、F5製品やサードパーティソリューションを容易かつ速やかに統合することができ、これにより管理の手間やメンテナンスコストが削減されます。ビットアイルでは将来、ユーザの利便性を高めるためにiControlを通じて設定を管理する独自のインターフェイスを構築する予定です。

補足資料
・株式会社ビットアイルの「SSL VPNアクセス」サービス提供開始の発表資料
http://www.bit-isle.jp/news/service/40

・株式会社ビットアイルのBIG-IP Edge Gateway導入事例
http://www.f5networks.co.jp/product/casestudy/bigip/47.html

・BIG-IP Edge Gatewayの製品概要
http://www.f5networks.co.jp/product/bigip/eg/index.html

・BIG-IP Edge Gatewayに関する製品資料の一覧
http://www.f5networks.co.jp/product/bigip/eg/data.html

■株式会社ビットアイルについて

株式会社ビットアイルは、①インターネットデータセンター(iDC)の運営等を行う iDC サービス、②ハードウェアからソフトウェアまでの運用サービス、監視サービス、セキュリティサービス、レンタルサービス等を提供するマネージドサービス、③システムインテグレーションサービス、エンジニアリングサービス等を提供するソリューションサービスという3つのサービスにより、顧客のニーズに合致したあらゆる IT サービスを、ワンストップ(顧客のストレスを最小化)で、可能な限り月額課金化(顧客が利用しやすいサービス形態)して提供する「総合 IT アウトソーシング」事業を展開しています。

社名 : 株式会社ビットアイル(JASDAQ:3811)(英文表記:Bit-isle Inc.)
所在地 : 東京都港区東新橋 1-9-2
設立 : 2000 年 6 月
資本金 : 27億2,701万円(2011年4月30日現在)
代表者 : 代表取締役社長兼 CEO 寺田 航平
URL : http://www.bit-isle.co.jp/

■F5ネットワークスについて

アプリケーション・デリバリ・ネットワーキング(ADN)分野のグローバルリーダーであるF5ネットワークスは、世界中の大手企業やサービスプロバイダが仮想化、クラウド・コンピューティング、オンデマンドITでその価値を最大化できるよう支援しています。F5のソリューションは、多種多様なテクノロジーの統合や、より優れたインフラストラクチャ管理とアプリケーション配信やデータ管理の改善に加え、ユーザが会社のデスクトップや高機能端末からアプリケーションにシームレス、安全、かつ高速にアクセスできる環境の構築をサポートしています。F5のオープン・アーキテクチャ・フレームワークにより、ユーザは“strategic points of control”に基づき、そのビジネス・ポリシーを自社のITインフラ全体、さらにはパブリック・クラウドで適用させることができます。F5の製品は、日々変化するビジネス環境に即応するITを実現する俊敏性、オンデマンドでの拡張性の高いソリューション、データ/サービスなどへのモバイル・アクセスの管理を提供します。世界中の大手企業、サービス/クラウド・プロバイダ、大手オンライン企業が、IT投資の最適化と事業の進展の要としてF5を選択しています。F5に関する詳細は、www.f5.com をご覧ください。

F5ネットワークスジャパン株式会社は、2000年の設立以来、日本市場での販売、サポート、コンサルティングおよびトレーニングなどのサービスを、ビジネスパートナー様を通じ展開しています。国内3,000社を超えるお客様が、F5の提供するアプリケーション・デリバリ・ネットワーキング・ソリューションを活用されています。
F5ネットワークスジャパンに関する詳細は、www.f5networks.co.jp をご覧ください。

F5、BIG-IP、Edge Gateway、TMOSならびにiControlは、米国およびその他の国におけるF5 Networks, Inc.の商標またはサービスマークです。その他、本文中に記載のすべての社名および製品名は、各社の商標です。

■将来性に関する声明

当プレスリリースには、今後の見通しや将来の売上及び利益目標を含む記述がありますが、それらは全て将来に関する意見であり、過去の事実に基づくものではありません。このような将来に関する意見は、既知や未知のリスク、不確実性、その他の要因により、会社の業績や業界の動きなど、実際の結果が将来性に関する意見の中で表明された明示的・黙示的内容と異なる場合があることをご承知ください。ビジネス及び業績に影響を与えるリスク要因に関する詳細な情報は、アニュアルレポートやSEC提出の公開資料をご覧ください。

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