日本IBM、ストリーム・コンピューティングを低コストで実現する新価格体系
2010年11月8日
ストリーム・コンピューティングを低コストで実現する価格体系
- テスト・開発利用限定版と許可ユーザー単位での課金も同時に提供 -
日本IBM (社長:橋本孝之、NYSE:IBM) は本日、刻々と変化する複数の情報を並行して瞬時かつ複合的に分析し、最新の状況に即した的確な意思決定を支援するソフトウェア製品「IBM (R) InfoSphere TM Streams(以下、以下InfoSphere Streams)」を大規模なクラスター環境でも低コストで利用できる新しい価格体系を適用した新版を発表します。新価格体系では、例えば複数のサーバーを128コアで利用する場合、従来製品より約47%安くなります(注)。また合わせて、テスト・開発に利用を限定した「IBM InfoSphere Streams V1.2.1 for Non-Production Environment」と許可ユーザー単位で課金する「IBM InfoSphere Streams V1.2.1 Developer Edition」も発表し、本日より提供を開始します。
「InfoSphere Streams」は、Big Data(ビッグ・データ:巨大なデータ)と呼ばれる何百何千ものデータ・ストリームをリアルタイムに処理するストリーム・コンピューティングを実現する製品です。本製品は、最大125ノードまで柔軟にハードウェアを拡張でき、より大量で多様なデータを瞬時に処理できますが、従来の価格体系ではコア数で課金するため、規模が大きくなればなるほど、価格が上がってしまい、より使いやすい価格体系が求められていました。
今回適用する価格体系「リソース・バリュー・ユニット(Resource Value Unit 以下、RVU)」では、コア数が増すごとにボリューム・ディスカウントが適用され、規模が大きくなれば、より割安な価格で利用できます。例えばRVUを適用すると、複数のサーバーを16コアで利用する場合、従来の価格体系と比較し約12%、128コアで利用する場合約47%、割安に利用できます(注)。
本日発表のテスト・開発で利用する「IBM InfoSphere Streams V1.2.1 for Non-Production Environment」も、RVUを適用します。また「IBM InfoSphere Streams V1.2.1 Developer Edition」では、テスト・開発での利用に加え、許可ユーザー単位で課金することにより、ストリーム技術を試用したいお客様も、手軽に利用を開始することができるようになります。
新製品の概要は以下のとおりです。
製品名:InfoSphere Streams V1.2.1 RVUライセンス
価 格:424,080,000円(税抜)
※サーバーを128コアで利用した場合
ユーザー数無制限
本番環:適用可
テスト・開発環境:適用可
製品名:InfoSphere Streams V1.2.1 for Non-Production Environment RVUライセンス
価 格:212,040,000円(税抜)
※サーバーを128コアで利用した場合
本番環境:―
テスト・開発環境:適用可
製品名:InfoSphere Streams V1.2.1 Developer Edition
価 格:380,100円(税抜)
※1許可ユーザー・ライセンス
本番環境:―
テスト・開発環境:適用可
本日発表の新製品は、日本IBMおよびIBMビジネス・パートナー経由で販売します。
詳細は、以下のサイトをご覧ください。
http://ibm.com/software/jp/data/infosphere/streams/
以上
注: ソフトウェア・ライセンスの機種別サーバー単位課金である、PVU(Processor Value Unit)値が、1コアあたり70のプロセッサーの場合で試算
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