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IIJ、クラウドサービスのIDを統合管理できるサービス SSOにも対応
(2016/3/29 15:35)
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は29日、さまざまなクラウドサービスにアクセスするためのID管理および認証システムを統合し、シングルサインオン(SSO)を実現する「IIJ IDサービス」を、同日より提供開始すると発表した。
IIJ IDサービスは、各種クラウドサービスに1つのIDでログインできる仕組みを提供する企業向けIDaaS(IDentity as a Service)。これまで、クラウドサービスごとに管理していたIDやアクセス認証を一括管理可能なため、管理者の運用負荷とコストを軽減できるほか、IPアドレスによるアクセス制限にも対応する。また、国内複数のIIJデータセンター間で冗長化された設備で運用されるので、高い可用性とセキュリティを実現しているとのこと。
エンドユーザーは、IIJ IDサービスにログインするとアクセス可能なクラウドサービスのアイコンが表示され、SSOによってクリックするだけでログインを行える仕組み。まずはIIJのサービスとOffice 365に対応し、今後、対応サービスを順次拡大する予定だ。
なお、Office 365利用時でもActive Directory(AD)との連携は不要なため、Office 365の利用にあたって、AD/ID基盤、SSO基盤などをオンプレミス上に構築する必要はない。さらに、例えば非正規社員や協力会社社員など、ADへの登録が不要なユーザーがOffice 365のアカウントを作成する場合に、ADとひも付ける必要がないことから、ADにかかわるライセンス費用を削減できる点もメリットとした。
月額基本料金は、2000IDまでは無料。Office 365とのアカウント連携を利用する場合は、1IDあたり月額150円(税別)かかる。