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Red Hat、長期間のサポートを提供する「Red Hat Enterprise Linux Long-Lifeアドオン」を発表
2026年5月19日 08:30
米Red Hatは現地時間12日、変更が困難なシステムに対し、長期間のサポートを提供する「Red Hat Enterprise Linux Long-Lifeアドオン」を発表した。
Red Hat Enterprise Linux Long-Lifeアドオンは、特定のバージョンのRed Hat Enterprise Linuxに対して、終了日を事前設定せずに重要なソフトウェアセキュリティとバグフィックスへの継続的なアクセスを提供するオプションの年間延長サービス。このアドオンは、Red Hat Enterprise Linuxライフサイクルにおける最上位の階層に位置付けられるもので、顧客は最も機密性が高く、変更が困難なワークロードのための永続的な基盤を、数十年にわたり維持できるようになるとしている。
Red Hatは、グローバルの通信、医療、航空宇宙など、特定のミッションクリティカルな環境は、数十年にわたるハードウェアの更新サイクルや規制対応サイクルのもとで運用されており、これらの組織は、物理資産の数十年の寿命に見合った、実績のあるソフトウェアスタックのレジリエンスを優先すると説明する。
こうした組織は、Red Hat Enterprise Linux Long-Lifeアドオンを使用することで、インフラストラクチャの期限から解放され、アドオンにより検証済みの信頼できるプラットフォームを使用し続けるという選択肢が提供されるため、ITチームはベンダーが定めた有効期限ではなく、重要なビジネス上のマイルストーンに合わせてモダナイゼーションを進められるとしている。また、頻繁で大規模なプラットフォーム移行の必要がなくなることで、運用に伴う負荷を低減できる。
Red Hat Enterprise Linux Long-Lifeアドオンは、特定のRed Hat Enterprise Linuxリリースで利用可能で、アクティブなRed Hat Enterprise Linux Extended Life Cycle, Premiumサブスクリプションが必要。このアドオンは1年ごとの更新として購入するもので、ITチームに年単位で要件を評価する柔軟性を提供する。
このアドオンの一部として、Red Hat Product SecurityがCritical(重要)と評価する脆弱性に対するセキュリティパッチへの継続的なアクセスや、環境の安定性を維持するための特定の優先的なバグフィックスへのアクセス、Red Hatの専任エキスパートによる24時間365日の継続的なテクニカルサポートを提供する。
Red Hat Enterprise Linux Long-Lifeアドオンは、2026年夏ごろの提供開始を予定している。