ニュース

IIJ、手軽に二要素認証を導入できるクラウドサービス「SmartKeyマネージメントサービス」

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は29日、通常のID/パスワードによるユーザー認証に、ワンタイムパスワードなどを組み合わせてセキュリティを向上させる二段階認証(二要素認証)サービス「IIJ SmartKeyマネージメントサービス」を発表した。同日より提供開始する。

 「IIJ SmartKeyマネージメントサービス」は、個人向けに無料で提供しているスマートフォン向けのワンタイムパスワード管理アプリケーション「IIJ SmartKey」を活用し、Webサイトへの不正ログイン防止に有効な二要素認証を提供するクラウドサービス。

 認証はさまざまなワンタイムパスワードに加え、スワイプ操作によって手軽に認証できる「スライド認証」に対応しており、2回目の認証時には、ユーザーはスマートフォンの画面上に表示されたアイコンをスライドするだけでログインできる。

 また、管理用ポータルサイトからアカウントを無効化可能なため、エンドユーザーがスマートフォンを紛失した際に管理者側で無効化することで、一時的に認証を拒否する、といったことができる。管理用ポータル画面では認証履歴も閲覧できるほか、エクスポートにも対応する。

 あわせて、IIJ SmartKeyで表示されるアイコンやサービス名、通知メッセージなどをカスタマイズできるので、ユーザー企業が運営するWebサイトとの、ブランディングの統一も行えるとした。

 価格(税別)は、企業向けのエンタープライズプランの場合、基本料が月額5000円、アカウント使用料が1アカウントあたり月額100円。なお、このサービスの利用には「IIJ IDサービス」を別途契約(無料)する必要がある。

石井 一志