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エフセキュア、「アンチウイルスLinuxゲートウェイ」最新版を提供開始

「セキュリティクラウド」をすべてのプロトコルで利用可能に

 エフセキュア株式会社は17日、Linuxサーバーで稼働するゲートウェイ型アンチウイルスソフトウェア「エフセキュア アンチウイルスLinuxゲートウェイ」の最新版(Ver.5.30)の提供を開始した。

 最新版では、独自のクラウド型のデータベース「セキュリティクラウド」がすべてのプロトコルで利用可能になった。ゲートウェイレイヤーで、メール送受信(SMTP、POP3)、ウェブブラウジング(HTTP)、ファイル転送(FTP)などのトラフィックに対して、データの入出時におけるウイルス侵入をリアルタイムに検出し、駆除する。外部からのウイルス侵入だけでなく、内部から流出するウイルスもブロックし、ActiveXコンポーネントやJavaコードにも対応する。

 また、従来のパターンマッチングによる検査だけでなく、オンラインのサーバーにあるデータベースを参照したファイル検査が可能となり、未知のウイルスへの迅速な対応を実現。ウェブコンテンツへのアクセスを制御する「URLフィルタリング機能」も追加した。

 年間ライセンスの販売価格例(税別)は、25ユーザーが9万円、100ユーザーが22万円、1万ユーザー以上が400万円から。対応ソフトウェアはLinux kernel 2.6以降(RHEL、CentOS、Ubuntu、Debian)で、VMWare vSphere対応の仮想アプライアンス版も3月末ごろに提供予定。

三柳 英樹