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SBTのアクセス制御サービス、デバイスIDとの連携を強化

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)は31日、アクセス制御やシングルサインオン(SSO)といった機能を提供するサービス「Online Service Gate」をバージョンアップしたと発表した。

 Online Service Gateは、クラウドサービスやWebサービスに対して、PCからの多要素認証、アクセス制御、SSOといった機能を提供するサービス。2013年4月に、SBTの子会社であるサイバートラストの「サイバートラスト デバイスID」との連携機能が追加され、ID/パスワードにデバイスIDを加えた二要素認証によって認証強度を向上したため、Office 365などのコミュニケーションシステムに対して、不正な端末がアクセスできない状況を実現していた。

 今回はさらに、リモートアクセスや無線LAN(Wi-Fi)からの不正アクセスや、不正な端末へのファイルコピーなどのリスクに対して、ユーザーが個別対応を行う負荷を軽減するため、Online Service Gateに連携させるデバイスIDの用途を拡張している。

 これによって、Online Service GateのデバイスIDオプションを利用している企業では、オプションライセンスの購入により、利用中のデバイスIDを差し替えることなくセキュリティ強度を高められるとのこと。具体的には、Wi-Fi接続時の証明書による認証と、リモートアクセス接続時の証明書による認証を可能にしている。

 価格は、デバイスIDを利用している場合の「デバイスID拡張利用オプション」が、月額70円/デバイス。デバイスIDを利用していない場合は、モバイルデバイスの利用に限り、月額100円/デバイスが別途必要となる。

石井 一志