FFRI、ネットバンキング不正対策製品「FFRI Limosa Version1.3」をリリース

　株式会社FFRIは7日、ネットバンキングにおいてMITB（Man in the browser）攻撃からユーザーを保護する製品「FFRI Limosa Version1.3」の出荷を開始した。

　MITB攻撃とは、何らかの手法でネットバンキングユーザーの利用端末にマルウェアを感染させ、ユーザーがネットバンキングサイトにログインした際にマルウェアがウェブブラウザーの画面を書き換えて認証情報を奪取したり、送金情報を不正に変更してしまうもの。

　FFRI Limosaは、ウェブブラウザーの堅牢化に特化した防御型のソリューション。金融機関などがFFRI Limosaを導入し、ユーザーに対してFFRI Limosaのダウンロードとインストールを促す形となる。

　インストール後は、ユーザーが対象サイトを閲覧する際に、自動的にFFRI Limosaが組み込まれたブラウザーが起動する。ユーザーはFFRI Limosaで保護されたウェブブラウザーを利用することで、利用端末がマルウェアに感染していた場合でも、マルウェアによるウェブブラウザーへの介入を防ぐことが可能なため、安全なブラウジング環境を提供できるとしている。

　FFRI Limosa Version1.3では、対応ブラウザーとしてFirefox（x86）を新たに追加し、利便性の向上を図った。