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日本オラクル、「Oracle BI Cloud」のデータ探索機能を強化

 日本オラクル株式会社は18日、PaaS「Oracle Cloud Platform」で提供されているクラウド型BIサービス「Oracle Business Intelligence(BI) Cloud Service」において、利便性の強化などを実施すると発表した。

 「Oracle BI Cloud Service」は、エンドユーザーによるセルフサービス型の操作と簡易な運用、堅牢なセキュリティ環境を実現したクラウド型BIサービス。直観的な操作性とガイダンス機能により、リレーショナルデータベース内のデータとローカルデータとの簡単な結合や、データの種類に応じた最適なグラフ表示、タブレット端末での探索的な分析などを、利用部門のユーザーが自ら行えるという。

 今回は新たに、視覚的なユーザーインターフェイスでデータを直観的に探索、分析できる「Visual Analyzer」機能が追加された。この機能では、基幹業務システムなどに格納されているデータと、個人が管理する表計算ソフトなどのデータを簡単に融合し、多様な視覚表現を用いて分析可能。ユーザーが基本的な属性と数値項目を選択するだけで、最適なグラフを自動で推奨してくれるため、5次元以上の複雑な多次元データもシンプルに表現でき、分析結果の取得・共有を素早く行えるとした。

 また、Visual Analyzerのデータ探索機能により、「現在、何がビジネス上の問題なのか」を、業務ユーザー自身が試行錯誤により探索し、発見できるようになるとのこと。さらに、「Oracle BI Cloud Service」データモデルやダッシュボード、レポート作成といった既存の機能と組み合わせて活用すれば、業務ユーザーからビジネスアナリスト、意思決定層まで、幅広いユーザーのニーズに応えられるとしている。

 価格は、1ユーザーあたり月額料金2万7174円(税別)で、最小10ユーザーから利用できる。

 なお日本オラクルでは、「Oracle BI Cloud Service」導入を促進するため、自社の実データを用いて「Oracle BI Cloud Service」を2週間無料で体験できるトライアルキャンペーンを実施するほか、日本語の動画29本で構成される操作説明ガイドを無料で提供開始するとのことだ。

Oracle BI Cloud Serviceのサンプル画面

石井 一志