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SCSK、「SAP HANA」「S/4 HANA」への移行支援サービスを提供

 SCSK株式会社は15日、企業の「SAP HANA」「S/4 HANA(SAP Business Suite 4 SAP HANA)」への移行を支援するため、SCSKのクラウドサービス「USiZE」を活用したマイグレーションサービスの提供を7月に開始すると発表した。

 SCSKでは、300社を超える企業へのSAP各種サービス(新規導入、マイグレーション、バージョンアップなど)の提供実績を活かし、USiZEを活用することでダウンタイムを最小化し、確実な移行を実現する「HANAマイグレーションサービス」を提供する。

HANAマイグレーションサービスイメージ

 サービスでは、HANAをベースとしたさまざまな環境(POC環境/開発環境/本番環境)を、USiZEで提供。SAPの会計アプリケーション「Simple Finance」や、ビジネスアプリケーション群「Fiori」を含む、S/4 HANAのデモおよびサンドボックス環境を提供する。また、コピー環境生成ツールを活用し、ダウンタイムの最小化を実現するマイグレーションサービスを提供するとともに、そのPOC環境をUSiZE上で提供する。

 クラウド環境でPOCおよびマイグレーションサービスを提供することで、確実な計画策定とコストおよびプロジェクト期間の最適化を実現。コピーデータ仮想化を活用することでダウンタイムを最小化し、先行事例を踏まえた方法論によりリスクとコストを低減する。

 SCSKでは、2016年3月末までに10社へのサービス提供を目標とする。

三柳 英樹