ニュース

A10の仮想ADC「vThunder」、Microsoft Azureに対応

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は4日、自社のアプリケーションデリバリ・コントローラ(ADC)の仮想アプライアンス版である「vThunder ADC(旧名称:SoftAX)」が、Azure Marketplaceで提供開始されたと発表した。

 vThunderは、レイヤ4-7のロードバランシングやアプリケーション高速化、セキュリティ機能を単一の仮想インスタンスで提供する製品。物理アプライアンスのThunder ADCアプライアンスと同等の機能を利用でき、最新の独自OS「ACOS(Advanced Core Operating System)」で提供開始したA10 Harmonyアーキテクチャの拡張性によって、一貫したポリシーと高い柔軟性を実現するという。

 Microsoft Azure向けである「vThunder for Azure」は、Azureが提供するIaaS環境で、仮想マシンを簡単な操作で数分以内に起動し、最小限の管理工数で展開することが可能。物理、仮想、クラウド環境全体にわたり、拡張性と一貫性のあるポリシー適用、迅速なプロビジョニングを行えるとした。

 課金は、Pay-as-You-Go(従量制)とBYOL(Bring Your Own License:ライセンス持ち込み)の両モデルに対応し、従量制では1時間あたり0.43ドル(10Mbps)から、BYOLによるパーペチュアルライセンスでは97万4000円からとなる。

石井 一志