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Citrix、OpenStack Foundationへ協賛

クラウドインフラやネットワーク製品が主要OpenStackディストロをサポート

 米Citrixは21日(米国時間)、OpenStack Foundationの企業スポンサーとして協賛したと発表した。同団体の協賛者コミュニティに参画することで、Citrixは標準ベースのクラウドプラットフォームにおける相互運用性を推進し、クラウドソリューションへの選択肢と柔軟性に対する要求に応えるという、継続的なコミットメントを示したという。

 Citrixではかつて、OpenStackのコードベースとコミュニティに積極的に貢献していたが、2011年7月にCloud.comを買収し、OpenStackと重なる仮想化基盤のCloudStackを入手。その後、2012年4月にはCloudStackをApache Software Foundation(ASF)に寄贈し、Apacheプロジェクトに移行するとともに、これを自社のIaaSの中核製品にすると宣言していた。

 しかし今回、Citrixは企業スポンサーとしてOpenStackに参画。広範にわたる技術やアーキテクチャ活動に従事し、Citrixのクラウドインフラストラクチャとネットワーキングソリューションを、主要なOpenStackディストリビューションに統合していく予定としている。

 なおCitrixでは、今後もApache Software FoundationやLinux Foundationなどによるほかの業界の規格化やオープンソースのイニシアチブを引き続き支援しながら、Apache CloudStackや、その商用版であるCitrix CloudPlatformなどのクラウドインフラに投資するとのこと。

石井 一志