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Citrix NetScalerとRed Hat Enterprise Linux OpenStack Platformの連携が可能に

 米Citrixは26日(米国時間)、アプリケーションデリバリコントローラ「Citrix NetScaler」を、Red HatのOpenStackディストリビューションである「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」と連携して動作することを正式認定したと発表した。これによりユーザーは、CitrixとRed Hatが提供するコンポーネントの組み合わせを利用し、クラウドインフラを構築できるようになるという。

 具体的には、新しく提供される「NetScaler Control Center」を通じて、サービスに関する完全に自動化された制御をユーザーが利用可能になるとのこと。クラスタリングを含む複雑な構成を導入する機能が提供され、すべてのものを単一のコントロールプレーンを通じて管理できるようになるとした。

 またNetScaler Control Centerは、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platformにネイティブに統合されている全範囲の導入が可能。ユーザーは、単一のネイティブなOpenStack構成を使用し、自動的にNetScalerの構成変更を行えるとしている。

 なおCitrixでは、クラウド基盤ソフトウェアとしてCloudStackに注力していたが、2015年4月にOpenStack Foundationへ企業スポンサーとして参加していた。

石井 一志