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アシスト、QlikViewで機械学習による分析を可能にするコネクタ

 株式会社アシストは30日、機械学習での分析を可能にする「Sedue Predictor for QlikView」を発売した。高速インメモリBIツール「QlikView」を利用して、株式会社Preferred Infrastructureが提供する機械学習プラットフォーム「Sedue Predictor」に接続して実現する。価格は年間98万円(税別)。

 Sedue Predictor for QlikViewは、機械学習プラットフォームで実施した分析結果をチャート機能などが豊富なQlikViewに連携。これまで専門家にしか行えなかった、高度で複雑、数式が多数必要となるような分析を簡単に実現するという。Sedue Predictorはオンプレミス型のものを利用するため、顧客のセグメンテーション、クレジットカード与信、商品ターゲット、ECサイト購買、コールセンター対応状況など機密情報が含まれるさまざまなデータ分析を自社内で安心して行えるとのこと。

 価格は年間98万円(税別)。製品版と同じ機能を30日間無償で利用できる評価版も提供する。

 アシストではこれまで、FacebookなどのSNS分析を可能にするコネクタや、サイボウズの業務アプリ構築クラウド「kintone」へ接続し、kintoneに蓄積されたデータをQlikViewに取り込んで分析できるコネクタを独自開発して無償提供してきた。

 2013年11月には、PFIが提供するクラウドベース機械学習分析サービス「Bazil」へ接続するコネクタ(β版)を無償提供するキャンペーンも実施。Bazilは人間に変わってデータを解析し、機械でしか導き出せない法則を導き出し、観測していないデータに対しても予測を行うツール。このキャンペーンでオンプレミス版へのニーズも存在したことから、Bazilのオンプレミス版であり、クラウドサービスを利用できない顧客を対象としたSedue Predictorにも対応したとしている。

川島 弘之