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栽培履歴・農業日誌サービス「畑らく日記」から収穫予測が可能に

イーエスケイとJSOLが協業

 株式会社JSOLは19日、栽培履歴・農業日誌記録サービス「畑らく日記」を提供する株式会社イーエスケイと、農業生産者向けソリューションサービスの提供において協業すると発表した。

 本協業では、イーエスケイが開発した「畑らく日記」とJSOLが開発した「農業生産者向け収穫予測モデル」を連携させる。

 畑らく日記は、農作業者が音声入力を用いて簡単に栽培履歴、農作業日誌を記録できる無料アプリ。JSOLの収穫予測モデルと組み合わせることで、畑らく日記に蓄積される農作業情報など各種データの分析処理を行い、リアルタイムに収穫を見通せるようになる。これにより、農業経営者は需要変動に合わせた出荷計画の調整や、収穫見通しに合わせた適切な人員配置が可能となり、より高度な「収穫予測に基づく経営判断」が実現するという。

「畑らく日記」栽培履歴一覧画面
「畑らく日記」栽培記録入力/更新画面
「畑らく日記」みんなの日記画面
「農業生産者向け収穫予測モデル」画面イメージ

 現在、両社が連携し、畑らく日記に蓄積されたデータやユーザーから提供されたデータを、JSOLのデータサイエンティストチームが分析し、農業生産者に分析結果を提供している。今後、JSOLは収穫予測モデルの品種・地域などの多様性に対する適合精度を高める取り組みを進めると同時に、イーエスケイとの協業により農業生産者へのサービス提供を加速させる考え。

川島 弘之