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JSOLと日立Sol東、農業生産者向けに収穫予測ソリューションを提供

 株式会社JSOLと株式会社日立ソリューションズ東日本は22日、農業生産者向けソリューションサービスの提供で協業すると発表した。

 この協業では、JSOLが開発した「農業生産者向け収穫予測モデル」と、日立ソリューションズ東日本が開発した「AgriSUITE」を連携させ、AgriSUITEに蓄積される農作業情報など各種データの分析処理を行うことで、リアルタイムに収穫見通しを見えるようにする。これによって農業経営者は、需要変動に合わせた出荷計画の調整や、収穫見通しに合わせた適切な人員配置などが可能になるため、収穫予測にもとづく経営判断を実現するという。

 なお3月からは、農業生産法人 有限会社トップリバー(長野県北佐久郡)と周辺生産者において、すでに取り組みを開始しており、トップリバーでは、生産・出荷状況のリアルタイムな情報共有により、農産物の安定供給を目指すとしている。

 またJSOLは今後、品種・地域等、収穫予測モデルの多様性に対する適合精度を高める取り組みを進める考え。一方の日立ソリューションズ東日本は、生産現場と管理者のシームレスな情報共有の実現に向けた取り組みを進めるとしている。

石井 一志