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NEC、Xeon E5-2600v3搭載のIAサーバー「Express5800」5機種
ポート数拡大、ネットワーク構成柔軟に
(2014/9/17 12:09)
日本電気株式会社(NEC)は17日、IAサーバー「Express5800シリーズ」において、最新Xeon E5-2600v3製品ファミリーを採用したラックサーバー3機種、ブレードサーバー1機種、モジュラーサーバー1機種の計5機種を発売した。
新製品では、複数の仮想サーバーを運用する際の外部へのI/O性能を十分に確保できるよう、LANポートの搭載数拡大や幅広い通信規格に対応。柔軟なネットワーク構成を実現できるよう設計された。
ラックサーバー「Express5800/R120f-1M、R120f-2M」では、4つのLANポートを「1000BASE-T」「1000BASE-T+10GBASE(SFP+)」「10GBASE-T」から選べる。ブレードサーバー「同/B120f」では10GBASE-T対応2ポートの標準搭載に加え、最大6ポートの拡張が可能。最大構成時は8ポート、80Gbpsのネットワーク帯域に対応する。モジュラーサーバー「同/E120f-M」では従来比2倍となる4つのLANポートを標準搭載。高密度設計ながら2つのPCIスロットも確保し、低遅延データ転送を実現するInfiniBand接続ボードや、高スループットのPCIe SSDアダプタなどが搭載できる。
CPUにはXeon E5-2600v3を、メモリは最新規格のDDR4を採用。処理性能を向上したほか、CPUやメモリで処理したデータをRAIDコントローラからHDD・SSDに転送する速度を最大約40%高速化したという。
税別価格は、2Wayラックサーバー「Express5800/R120f-1M」が54万3000円から、「同/R120f-2M」が58万7000円から、4wayラックサーバー「同/R140e-4」が134万円から、ブレードサーバー「同/B120f」が38万4000円から、モジュラーサーバー「同/E120f-M」が33万円から。9月17日より順次出荷する。
今回は併せて、操作性や視認性を向上させ、誤操作を防止する新デザインも採用。Express5800シリーズとストレージブランド「iStorageシリーズ」において、以下のデザインおよびユーザーインターフェイスの共通化を図った。
・ホットスワップ部分の配色統一
・装置情報(HDDやSSDの種類や容量など)の前面表示
・単色LEDの採用(色以外の点滅方式による判別)
・LED配置順序、アイコンのデザイン統一