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NTTソフトが“PC内の防犯カメラ”発売、ユーザー操作をすべて録画
(2014/7/25 06:00)
NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は24日、特権ID管理ソリューション「iDoperation」の新ラインアップとして、PC内のユーザー操作をすべて動画で記録する「iDoperation SC」を発売した。オペレーションミスや不正操作が起こった場合も、操作内容を動画で簡単に確認可能なため、原因究明に役立つという。
iDoperation SCは、サーバーやデスクトップ内に設置する「防犯カメラ」をコンセプトに、ユーザー操作をすべて動画で記録し、証跡として残すPC操作記録ソフト。リモートデスクトップのマルチユーザーセッションにも対応し、Windowsサーバーに対する複数ユーザーによる同時接続も個別に記録できる。
機能面での特徴は、「ユーザー操作のみを再生できるスマート再生」。記録した動画は日付・ホスト名・ログオンユーザー名で一覧表示され、Webブラウザから再生できるが、記録時にユーザー操作をメタ操作として記録するため、操作がない時間帯をスキップできる。コマ送り再生にも対応しており、素早い操作など確認が難しい場合も確実にチェックできるという。
画質は低画質(約15MB/時間)と、小さな文字もしっかり読める高画質(約35MB/時間)に対応。高度な画像圧縮技術を採用している。
特権ID管理ソリューション「iDoperation」とセットで利用することで、「申請承認に基づいた特権IDの利用と、その正当性を点検・監査できる管理」に加えて、「ユーザー操作の記録と追跡」を同時に実現することも可能だ。
製品構成は「スタンドアロン型」と「サーバー型」の2種類。スタンドアロン型は記録動画を対象PC内に保存し、別途管理サーバーを立てる必要がない。サーバー型は記録動画を管理サーバー内に保管。複数台のPCを監視したい中・大規模環境向けだ。
録画エージェントの対応OSは、Windows XP/Vista/7/8/8.1、Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2。管理サーバーはWindows Server 2008 R2/2012に対応する。
価格は、スタンドアロン型のPC用が3万2000円(税別)/台、サーバー用が3万6000円(同)/台。サーバー型のPC用が2万8000円(同)/台、サーバー用が3万2000円(同)/台、加えて管理サーバーライセンス費用の80万円(同)が必要。