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「VMware Virtual SAN」を活用した手軽なVDI、SBTが提供開始

VSANの概要

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(SBT)は26日、ヴイエムウェア株式会社の「VMware Virtual SAN(以下、VSAN)」を活用したVDI(仮想デスクトップインフラ)ソリューションの提供を開始した。

 VSANは、ヴイエムウェアが提供するハイパーバイザー統合型ストレージ。x86サーバー内蔵のHDDやフラッシュを抽象化し、分散ストレージとして構成されるため、サーバーにディスクを追加するだけで容易に容量・パフォーマンスを拡張できる。

 SBTの提供するVDIソリューションは、「VDIを今までよりもシンプルかつ手軽に導入できる」ことをコンセプトとし、VSANを活用して提供する。ユーザー環境の規模や用途に応じて柔軟に構築できるため、スモールスタートし手間をかけずに拡張可能。VDI導入の障壁となっていたパフォーマンスとコストの課題を解消し、運用コストの大幅な削減を見込めるという。

SBTのVDIソリューション

 VDI利用時に必要なソフト/ハード/端末をはじめとした導入支援から保守サービスまで、SBTがワンストップで提供する。年間10社の運用サービス提供を目指す。

 なお、ソフトバンクBBのシステム開発者向け作業環境を本ソリューションで再構築するとも発表。セキュリティを確保しながら、シームレスかつスピーディに開発作業を行えるVDI環境を目指し、開発環境の運用保守の業務効率を30~50%向上を見込む。

川島 弘之