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日立Sol、クラウドと連携したファイル管理サービス「活文 Hybrid Storage Manager」

 株式会社日立ソリューションズ(日立Sol)は5日、クラウドストレージと連携し、コスト効率の高いファイル保存を可能にするサービス「活文 Hybrid Storage Manager」を、4月25日より提供開始すると発表した。価格はオープン。

 「活文 Hybrid Storage Manager」は、企業内のストレージ(ファイルサーバーやNAS)から利用頻度の低いファイルを自動的に選別し、Amazon S3へ移動することで、企業内のストレージの空き容量を増やすサービス。クラウドサービスの活用により、企業内のストレージを増設することなく、ストレージの上限を超えたファイルを保管できるようにする。これにより、ストレージ増設を抑え、増設に伴うウイルス対策ソフトやバックアップソフトの導入コスト、メンテナンス費用などを削減できるとのこと。

 移動するファイルの選別には、日立ソリューションズが持つファイル管理のノウハウや経験に基づいた複数のポリシーを用いており、利用頻度の低いファイルを効果的に選別可能。また、Amazon S3へ移動したファイルについても、企業内のストレージにあるかのように見えるとのことで、アクセスすると即時にAmazon S3から企業内のストレージに戻り、利用できるようになる。

 またAmazon S3へ移動するファイルは、暗号化してから移動する仕組みによりセキュリティを確保。暗号化には、日立ソリューションズの「秘文」の機能を利用する。

 なお今回のサービス開始を記念して、1カ月の利用料を無料にする試用キャンペーンも9月まで実施されるとのこと。

石井 一志