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CTC、米ClouderaのHadoop関連ソリューションを提供開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は4日、米Clouderaと販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社が提供している企業向けビッグデータソリューション「Cloudera Enterprise」を販売開始する。

 Cloudera Enterpriseは、企業向けのHadoopディストリビューションである「Cloudera's Distribution Including Apache Hadoop(CDH)」と、システム管理ツール「Cloudera Manager」、データ管理を担う「Cloudera Navigator」、テクニカルサポートを統合したビッグデータソリューション。これを利用することにより、Hadoopを活用したデータ処理・分析基盤をより容易かつ効率的に構築できるという。

 CTCでは、この販売を開始すると同時に、Cloudera Enterpriseを導入する企業に対して、独自の事前検証(PoC)サービス、設計・構築サービス、運用支援サービスを提供し、企業のビッグデータ活用を支援するとのこと。また、2013年10月にサービスを開始した企業内IT機器のログ解析ソリューションにもCloudera Enterpriseを適用して、サービス向上を図るとした。

 さらに、データウェアハウス(DWH)内に蓄積されるデータ量の増加に伴い、処理速度の低下やコストの増大、従来型の基盤では解決が難しい非構造化データの管理といった課題を抱える企業に対し、DWHとCloudera製品を組み合わせたソリューションの開発・提案も行うとしている。

石井 一志