リクルートグループのDWH基盤として「Oracle Exadata X4」が採用

　日本オラクル株式会社は2日、リクルートグループでIT、ネットマーケティング技術の開発・提供を手掛ける株式会社リクルートテクノロジーズが、最新のデータベースマシン「Oracle Exadata Database Machine X4」（以下、Oracle Exadata X4）を採用したと発表した。データ分析・活用のためのデータウェアハウス（DWH）基盤として利用されているという。

　リクルートテクノロジーズでは、リクルートグループ全体におけるビッグデータ活用基盤として、さまざまな種類の大量データを格納、加工・集計、分析するためのシステムを構築・運用している。

　しかし従来システムでは、同グループの多様なWebサービスに関するデータ分析業務において、今後トラフィック増が見込まれる中で、多重バッチ処理が実行できなかったり、利用ユーザー増加に伴う同時アクセス数増大に耐えられなくなったりするなど、性能面で課題を抱えていたという。

　そこで、今後のデータ増加に対応でき、アドホック分析や柔軟なデータマート作成を可能にするDWH基盤として、「Oracle Exadata X4」の採用を決定した。採用にあたっては、高速なトランザクションの応答時間と高いスループットに加え、可用性と拡張性に優れているが評価されたとのこと。

　またリクルートテクノロジーズでは、エンジニアド・システムのためのサポートサービス「Oracle Platinum Services」を、「Oracle Exadata X4」向けとしては国内で初めて採用した。日本オラクルでは、リモートでの障害監視、迅速なサポート対応、パッチ適用サービスを追加コストなしで提供するこのサービスにより、運用の安定性を確保できるとしている。