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SCSK、統合クラウド管理ソフト「PrimeCloud Controller」OSS版を3月に公開

OpenStackを加え全10種の環境に対応

 SCSK株式会社は24日、ハイブリッドクラウド制御ソフト「PrimeCloud Controller」のオープンソースソフト(OSS)版を、3月より提供開始すると発表した。以前から提供している商用ライセンス版は継続して提供する。

 「PrimeCloud Controller」は、プライベート、パブリックの両クラウド環境を組み合わせ、ハイブリッドクラウド環境を実現するクラウド制御ソフト。GUIからの統一した操作で各クラウド環境の運用・管理を行える点が特徴で、パブリッククラウドは自社サービスのSCSK USiZEのほかAmazon Web Services(AWS)やWindows Azureなどに、プライベートクラウドはVMware、CloudStack、Eucalyptusなどに対応している。また今回は、新たにOpenStackをサポートした。

 OSS版PrimeCloud ControllerのライセンスはGNU GPLを採用。公開されたソースコードをもとに、ユーザー自身が独自機能・仕様をカスタマイズすることで、既存の運用管理システムをハイブリッドクラウド管理に対応させることが可能という。

 さらにSCSKでは、オープンソース版のPrimeCloud Controllerの利用を促進するため、自社で利用していた資料をWebなどで順次公開する予定。また、オープンソース版の有償サポートが必要な場合は、別途SCSKによる有償サポートサービスも提供する。

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石井 一志