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日商エレ、ジュニパーのToR向けファブリックスイッチ「QFX5100」を販売

「QFX5100」の概要(ジュニパーによる製品発表会より)

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は21日、ジュニパーネットワークス(以下、ジュニパー)のデータセンタースイッチ「QFXシリーズ」の最新モデルである「QFX5100」を、同日より販売開始すると発表した。出荷は12月以降に開始する。

 QFX5100は、従来のQFXシリーズよりコンポーネントを簡略化し、高いポート密度、低遅延でフラットなネットワーク構成を一つの筺体で実現するトップオブラック(ToR)向けのレイヤ3スイッチ。ジュニパーが10月に発表した「MetaFabricアーキテクチャ」を採用しており、従来の「QFabric」に加えてバーチャルシャーシ機能にも対応した。また、VXLANおよびNVGREをはじめとするネットワークオーバーレイ、およびジュニパーのContrailやVMware NSXといったSDNコントローラをサポートする。

 ファブリック構成は最小2台から可能で、ソフトウェアアップグレード時にもシステムを止めない、信頼性の高いネットワークを実現するとのこと。OSは従来と同様Junosを採用し、「Junos Space Network Director」「Network Director API」など、運用の簡素化をする機能も搭載。これにより、OpenStack、CloudStack、Puppet、Chefなどと連携した設定の自動化を実現する。

 ラインアップには、10Gigabit Ethernet(GbE) SFP+×48ポート、40GbE QSFP+×6ポートのQFX5100-48S、10GbE SFP+×96、40GbE QSFP+×8ポートのQFX5100-96S、40GbE QSFP+×32ポートのQFX5100-24Sを用意した。価格は426万円から。

 なお日商エレでは、同社の技術サービスセンター「NETFrontier Center」での検証やデモ、トレーニングを通して、QFX5100導入をサポートするとしている。

石井 一志