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ニュータニックス、仮想環境向けアプライアンスでHyper-V向けの技術プレビューを提供

正式サポート開始は2013年末を予定

 米Nutanixの日本法人であるニュータニックス合同会社は22日、同社の仮想環境向け統合プラットフォーム「Virtual Computing Platform」が利用するOSの新版「Nutanix OS(NOS) 3.5」を発表した。また、日本マイクロソフトのハイパーバイザーであるWindows Server 2012 Hyper-Vに関して、技術プレビューを提供する。

 Virtual Computing Platformは、サーバー(コンピュート)機能とストレージを一体化したアプライアンス製品。サーバー仮想化やVDI(仮想デスクトップ環境)といった仮想環境、あるいはHadoopのプラットフォームとして利用されている。

 製品は、x86のCPU、メモリ、ストレージなどの機能を持つノードを並列にならべてクラスタ化できる点が最大の特徴で、コンピュートリソースと容量を容易にスケールアウト可能。また、ストレージも統合されていることから、SANやNASといった高価なネットワークストレージを利用する必要がなく、システム全体でのコストを削減できるという。

 従来、Virtual Computing PlatformはVMwareとKVMの両ハイパーバイザーをサポートしていたが、今回は技術プレビューという形でWindows Server 2012 Hyper-Vに対応し、評価および概念実証(Proof of Concept)で利用可能になった。これにより、より多くのシーンで活用できるようになるとのこと。なお、正式サポートは2013年の年末から開始される予定だ。

石井 一志