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富士ゼロックス、企業でのデータ分析を支援するクラウドアプリケーション「SkyDesk Reports」

 富士ゼロックス株式会社は7日、クラウド型のビジネスコミュニケーション支援サービス「SkyDeskサービス」において、さまざまなデータ分析業務を支援するアプリケーション「SkyDesk Reports」を開始すると発表した。基本機能が利用できる無料プランに加えて、組織全体での有効活用を支援する機能を備えた有料プランも用意した。

 「SkyDesk Reports」は、CRM(顧客管理)や営業活動などで蓄積したデータをわかりやすく可視化するサービス。欲しい情報に合わせ、データをグラフやピボットテーブル、ダッシュボードなどの形式で視覚的に表示することができる。

 また、プログラミング知識不要のドラッグアンドドロップで簡単に操作できる点も特徴。データの中から欲しい情報を細かい条件で抽出するなど、より高度な活用が求められる場合には、独自でプログラムを設定することも可能だ。

 有料プランの「SkyDesk Reportsスタンダード」では、SkyDeskサービスの顧客管理サービス「SkyDesk CRM」との連携に対応する。具体的には、SkyDesk CRMで蓄積しているデータと連携し、更新タイミングなどをスケジュールすることによって、データ二重管理の手間を軽減し、最新情報の反映を容易に行えるとした。

 さらに、メールでのレポート配信、作成したレポート・ダッシュボードを公開するためのアクセスURLの生成、レポートデータのバックアップ取得など、組織全体でデータ分析を有効活用するための管理・設定機能が提供される。

 このほか、無料プランでは2ユーザーまでに制限されているのに対し、SkyDesk Reportsスタンダードでは最小5ユーザーから大規模へ拡張可能。作成可能な行/レコード数や、データベース数、クエリテーブル数なども拡張されている。

 なお、SkyDesk Reportsスタンダードは半年契約となり、価格は、6カ月あたり2万8140円/5ユーザー。

石井 一志