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ビットアイル、日額160円から利用可能なセルフサービス型のIaaS

 株式会社ビットアイルは3日、ユーザー自身がサーバーリソースの構築・運用・管理を実行できる日額課金型のパブリッククラウド「ビットアイルクラウド バーチャルサーバ」(以下、バーチャルサーバ)を発表した。最小構成時は日額160円(税別)で、同日より提供を開始している。

 「バーチャルサーバ」は、Webの管理ツール「コントロールパネル」を通じて、CPU、メモリ、HDDなどのサーバーリソースを、必要な時に必要な分だけ調達・運用できるパブリッククラウドサービス。利用した分だけ費用が発生する日額課金の従量課金形式を採用しているのが特徴で、例えば、ソーシャルゲームなどのコンテンツサービスを展開するスタートアップ企業が利用すれば、エンドユーザーのアクセス量やシステム稼働状況に応じて、コストを抑えながらサービスの立ち上げ・展開を行えるという。

 コントロールパネルでは、リソース変更以外に、仮想サーバー作成、電源ON/OFFなどのサーバー操作に加え、インターネット接続(1Gbps共用)、ファイアウォール、ロードバランサーといったネットワークリソースも一元管理可能。各種モニタリングツールやリモートコンソール機能も搭載している。

 さらに、利用型プライベートクラウドサービス「VMware Server シリーズ」、物理サーバーリソース「Real Server シリーズ」、データセンターコロケーションラック内のシステムなどとプライベートセグメントで相互接続し、ハイブリッドクラウド環境を実現することも可能。加えて、機器の冗長化やHA機能による高い可用性を提供するとした。

 価格は、1vCPUあたり日額100円(税別)、メモリが1GBあたり日額20円(税別)、HDDが10GBあたり日額20円(税別)。最小構成は1vCPU、1GBメモリ、20GB HDDとなる。OSはCentOS 5.7(32ビット/64ビット)、Cent OS 6.3(64ビット)のテンプレートが用意された。

 なおビットアイルでは、2013年8月末までにアカウントを開設したユーザーを対象に、アカウント開設月を含む3カ月、最大50万円(税別、月額)まで無償で利用できるキャンペーンを実施するとのこと。

(石井 一志)