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ビットアイル、セルフサービス型IaaS「バーチャルサーバ」向けのモニタリング機能を提供

 株式会社ビットアイルは1日、セルフサービス型のIaaS「ビットアイルクラウド バーチャルサーバ」(以下、バーチャルサーバ)に、無償のモニタリングツール「Site Care Self Monitoring」を追加すると発表した。ビットアイルのグループ企業、サイトロック株式会社が開発した機能で、同日より提供開始する。

 「Site Care Self Monitoring」は、ユーザーが自由に監視項目を設定可能な、セルフオペレーション型のモニタリングツール。新たに専用のハードウェアやソフトウェアを準備することなく、「バーチャルサーバ」のコントロールパネルから利用できる。

 具体的な機能としては、死活監視(PING)やリソース監視(CPU使用率、DISK使用率、DISK I/O、プロセス数、メモリ使用率など)、プロセス監視、接続監視(MySQL、PostgreSQL、MS-SQL、Oracle、TCPポート)、サービス監視(SSH、DNS、SMTP、POP3、HTTP、HTTPS)といった内部監視機能を提供。

 また、稼働状況を表示するダッシュボードや、監視の結果、検出されたステータスを記録し、時系列に表示するイベントコンソール、監視結果データをもとにシステム稼働状況や監視運用状況などを表示するレポートといった機能も備えた。

 さらに、各種モニタリング用プロファイルが事前設定されており、ユーザーはプロファイルを選ぶだけで最適なモニタリングを開始可能。もちろん、手動での設定にも対応している。

 ビットアイルによれば、こうした機能を利用すると、リソースの使用率が上がって稼働が不安定になった場合、この状況を把握し「バーチャルサーバ」のコントロールパネルから仮想サーバーの追加を瞬時に行う、といったことが可能になるという。

 「Site Care Self Monitoring」は無償で利用できるが、これを動作させるための仮想サーバーが必要。標準200項目程度の監視であれば、日額220円がかかる。

石井 一志