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マクニカネット、標的型攻撃の研究センターを開設~包括的な対策を提案

 マクニカネットワークス株式会社(以下、マクニカネット)は7日、標的型攻撃に対する包括的なソリューションを提案するセキュリティ研究センターを開設したと発表した。

 現在、“国境のない戦場”もといえるサイバー空間において、日本は日々、海外からの攻撃の脅威にさらされているといえる。攻撃者は豊富な資金と人材をもとに攻撃手法の高度化を図り、着々と有利な状況を築いている。

 マクニカネットでは攻撃者にとって有利な状況を変えるため、セキュリティ研究センターを開設した。世界最先端のセキュリティ技術を日本国内へ提供し、海外からの標的型攻撃およびAPTに対する包括的なソリューションを提供。攻撃を受ける前に、予測的かつ先回りした防御システムの構築をサポートすることで、顧客のセキュリティ対策を強化し、ビジネスに貢献するという。

 同センターでの具体的な活動は、まず「インテリジェンスに基づいた包括的なソリューション提案」。標的型攻撃やAPTに対しては、従来の入口・出口対策だけでなく、より包括的な対策が必要と考え、インテリジェンスと多層防御の考え方をもとに、ネットワークセキュリティ、ホストセキュリティ、サービスを包括的に組み合わせ、顧客の環境に合わせた提案を行う。

 次に「海外の最先端セキュリティ技術情報の発信」。海外を送信元とした高度化した攻撃に対抗するため、海外初の最先端のセキュリティ技術に関する情報を発信し、世界に通じるセキュリティを実現するための活動を推進する。

(川島 弘之)