デル、最新OS環境にも対応したシステム管理アプライアンス新版


 デル株式会社は14日、システム管理アプライアンス「Dell KACE K1000」の新版を発表した。Windows 8を始めとする最新OSへの対応、エージェントプログラムの自動更新などが可能になっている。

 Dell KACE K1000は、PCやサーバーなどのシステムライフサイクルを管理可能なアプライアンス。必要なハードウェア、ソフトウェアを事前構成して提供するため、迅速な導入が可能で、デバイスのインベントリと検出、ソフトウェア配布、構成管理、パッチ適用、セキュリティの脆弱性テストとその修復、資産管理、サービスデスク、レポート機能など、システム管理に必要な機能を包括的に提供するという。

 今回、ソフトウェアの新バージョンを提供することにより、Windows 8、Windows Server 2012、SUSE Linux Enterprise 11 SP2、Ubuntu、Mac OS X Mountain Lionなどの最新OSに対応。また、エージェントを実装できないシステムに対しても管理を行える「マシンインベントリAPI」や、複数の評価基準でレポートを生成できるマルチオブジェクトのレポート生成ウィザードも提供される。

 さらに、クリック一つでエージェントを自動更新できる機能や、必要な時に必要なパッチをダウンロードすることで、パッチ適用プロセスの最適化を図る機能なども新たに搭載した。

 Dell KACE K1000の新版の価格は、108万2550円から。出荷は11月14日より開始する。

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