法人スマホ支給率は6.8%、無許可BYODは13.8%~MMD研究所調べ
MMD研究所は、ビジネスパーソンのモバイル端末支給状況、BYODの実態、利用状況などの「ビジネスパーソンにおけるモバイルの業務利用動向調査」結果を発表した。今回の調査は2012年10月5日~10月10日に実施し、1632人の有効回答を得ている。
■法人スマートフォンの支給率は6.8%
会社からモバイル端末を支給されているかを聞いたところ、23.7%が会社からモバイル端末を支給されていることが分かった。内訳はフィーチャーフォンが16.9%、スマートフォンはわずか6.8%と1割に満たない結果となった。
スマートフォンを支給されていると回答した人(N=111)を対象に、支給時期について聞いたところ、「3カ月以内」が27.0%、「半年以内」が16.2%、「1年以内」が24.3%、「1年以上前」が32.4%と、2012年にスマートフォンを支給した割合が約7割であることが分かった。
■フィーチャーフォンからスマートフォンへの切り替え意向は32.6%
また、フィーチャーフォンを支給されていると回答した人(N=276)を対象に、会社はスマートフォンに切り替える予定があるか聞いたところ、「早い段階で切り替える」が4.3%、「切り替えるが時期が未定」が28.3%、「切り替えは当面ない」が51.1%となった。
■BYODの許可は35.4%、無許可での利用は13.8%
会社からモバイル端末を支給されていない個人端末のスマートフォン所有者(N=567)を対象に、私物端末の業務利用(BYOD)について調査した結果、「会社公認で利用」が35.4%、「会社非公認で利用」が13.8%、「会社から利用を禁止されている」が4.2%、「禁止まではいかないが利用していない」が46.6%となった。
■スマートフォンの業務利用はフィーチャーフォンの約1.8倍
会社支給と個人端末を業務で利用しているユーザー(N=387)を対象に、フィーチャーフォンとスマートフォン利用者でどのように業務利用やネット利用をしているかも調査。ニュースサイトの閲覧、ソーシャルメディアの投稿、メールの確認、チャットアプリの利用、スケジュール管理、業務日報、ビジネス資料の閲覧、特定業務アプリの利用など全27項目にわたって調査した結果、25項目でスマートフォンからの利用が上回っていた。利用比率は平均で約1.8倍スマートフォンがよく利用されている結果となった。フィーチャーフォンがスマートフォンを上回った項目はメールのチェックと業務電話の2項目のみだった。
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