OKI、スマホから社内情報を閲覧できる「EXaaS Mobile Desk」を機能強化
沖電気工業株式会社(OKI)は8日、社員所有のスマートフォンやタブレット端末から社内情報を安全に閲覧できるようにするクラウドサービス「EXaas Mobile Desk」の機能を強化し、対象デバイスもAndroid端末に加えてiOS端末も利用可能とした。
EXaaS Mobile Deskは、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスの社内システムへの導入や、個人所有のスマートデバイス利用(BYOD)を支援するクラウドサービス。スマートデバイスから社内資料を閲覧できる「マイノート」や、デバイス紛失時の対処や端末情報の収集などが行える「EXaaS ISM」、社内IP-PBXと接続してスマートフォンを内線電話として利用できる「マイオフィスフォン」、VPN接続の「マイコネクト」などの機能を提供する。
今回の機能強化では、スマートデバイスから社内システムへのリモートアクセスに求められる様々な機能を提供する「マイオフィスゲートウェイ」を追加。イントラネットや社内のウェブアプリケーションを、スマートデバイスに適した画面に自動変換して操作性を高めるとともに、ウェブアプリケーション以外のWindowsアプリケーションなど社内独自のシステムの利用も可能にする。スマートデバイスから利用するアプリケーションは仮想デスクトップ上で動作し、画面だけがスマートデバイスに転送されるため、端末にはデータが残らず安全に利用できる。
また、社内資料をスマートデバイスから閲覧できる「マイノート」についても機能強化を実施。これまでは、アプリケーション終了とともにスマートデバイス内のデータは安全性のため自動的に削除され、オフライン時にはデータの閲覧はできなかったが、社外での営業活動などの効率化を図るため、カタログやリーフレット、ファイルサイズが大きくなるマニュアルなどの資料については、暗号化の上、スマートデバイス内への保存持期間を指定可能にして、安全性を保ったまま利便性を向上した。