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OKIとYSD、ICT資産管理クラウドサービスを連携させた新サービス

 沖電気工業株式会社(OKI)とヤマトシステム開発株式会社(YSD)は21日、両社のICT資産管理クラウドサービスを連携させた新サービスを発売した。

 OKIの「EXaaS ISM」とYSDの「PCLC-WEB」を連携させる。EXaaS ISMは、PC・プリンタ・ソフトウェアライセンスのほか、スマートデバイスも資産管理できるクラウドサービス。PCの資産管理情報(インベントリ)を自動収集する機能を備え、スマートデバイスを管理するMDM機能も備える。

 一方のPCLC-WEBは、2009年より提供している業務用PCの調達から修理、廃棄までを代行する「PCライフサイクルサービス」にあわせ、2012年2月より提供を開始した機器情報を一元管理してWebで確認できるクラウドサービス。ICT資産に関する各種申請・承認が行えるワークフロー機能を備え、かつPCモニターなどのオフライン機器も管理できるなど、LCMサービスの適用対象が広いことが特徴となる。

 今回の連携では、OKI・YSDいずれかとの契約で両社のサービスが利用でき、請求や保守も一本化できるとともに、専用ポータルサイトから共通のID・パスワードでOKIとYSDの両サービスを利用できる。

 また、EXaaS ISMで取得したインベントリ情報をPCLC-WEBの資産管理台帳に自動連携するので、ユーザー企業側でデータ連携をすることなく利用できるという。

 価格は月額600円(税別、PC500台で利用する場合の1台あたりの標準価格)。目標は2016年度までに両社合わせて15億円。

(川島 弘之)