デジタルアーツ、プロキシアプライアンス「D-SPA」で標的型攻撃の出口対策を強化


 デジタルアーツ株式会社は11日、自社製プロキシを搭載したセキュアプロキシアプライアンス「D-SPA(DigitalArts Secure Proxy Appliance)」をバージョンアップし、標的型攻撃への有効な防御策となる、出口対策機能を搭載したと発表した。

 「D-SPA」は、企業内LANのゲートウェイ上に設置するプロキシアプライアンス。今回はそのWebフィルタオプションである「i-FILTER for D-SPA」を強化し、Webフィルタリングのカテゴリに、マルウェアの配布元情報や感染したPCが誘導される先のWebサイト情報が含まれる「脅威情報サイト」のカテゴリを追加した。

 同社では、ウイルススキャン連携オプション「AV Adapter for D-SPA」、情報漏えい対策の抜け道になりやすいHTTPS通信を解読するためのSSL通信デコードオプション「SSL Adapter for D-SPA」をすでに提供しているが、強化された「i-FILTER for D-SPA」を併用することにより、HTTPSサイトも含めたWeb経由の入り口対策と、企業を狙った標的型攻撃に有効な出口対策が可能となり、よりセキュアなWebアクセス環境を構築できるとしている。

 なおデジタルアーツでは、冗長化構成でのホットスタンバイ機能、透過プロキシの設定機能の標準搭載といった機能拡充についても、年内に行う予定だ。

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(石井 一志)
2012/10/11 14:36