バッファロー、ポートあたり最大30WのPoE給電が可能なレイヤ2のGbEスイッチ
株式会社バッファローは、PoE+給電機能を備えたレイヤ2のGigabit Ethernet(GbE)スイッチ「BS-POE-G21Mシリーズ」「BSL-PS-G21Mシリーズ」を、9月中旬より順次発売する。
新製品はいずれも、1ポートあたり最大30Wの給電が可能なIEEE 802.3at(PoE+)に準拠しており、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートから、高出力給電が必要とされるIPカメラや高速無線LANアクセスポイントなどに、LANケーブル経由で給電できる。なお1台のスイッチでは、合計最大180W(8ポートモデルでは最大150W)までに制限される。
2つのシリーズのうち「BS-POE-G21Mシリーズ」はインテリジェント機能を備えているのが特徴で、SNMPをサポートするほか、VLAN、QoS、スパニングツリー、IGMP Snooping、RADIUSサーバー認証ログインなどに対応する。また今後は、DHCP Snooping、ポリシーベースQoS、IGMPクエリアなどもサポートする予定。
ラインアップは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24とSFP×4(コンボ)を備える「BS-POE-G2124M」、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×16とSFP×2(コンボ)を備える「BS-POE-G2116M」、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8を備える「BS-POE-G2108M」が用意された。価格はそれぞれ、9万9800円、7万9800円、5万9800円。
BS-POE-G2124M | BS-POE-G2116M |
一方の「BS-POE-G21Mシリーズ」は、QoS、VLANなど基本機能に絞って提供するWebスマートスイッチ。1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×16とSFP×2(コンボ)を備える「BSL-PS-G2116M」、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8を備える「BSL-PS-G2108M」が提供される。価格はそれぞれ、5万9800円、3万9800円。
なお「BS-POE-G21Mシリーズ」「BSL-PS-G21Mシリーズ」とも、ポート使用状態とLANケーブルの長さを自動的に判断して電力を調節する「おまかせ給電NEXT」機能を搭載しており、データが流れていないときの電力を自動的に削減可能。さらに、機器交換時の再設定を不要にする「USBメモリー復旧機能」、ネットワークダウンを未然に防ぐ「ループ防止機能」なども備えている。