オリゾンシステムズ、VDIソフト「VERDE」をアプライアンス化


 オリゾンシステムズ株式会社は6日、同社が日本総代理店として販売している米Virtual Bridgesの仮想デスクトップ(VDI)ソリューション「VERDE」が、日本IBMのWebサイトで「IBM折紙付構成」として公開されたと発表した。また、この「IBM折紙付構成」のシステムをアプライアンス化して販売する。

 「IBM折紙付構成」とは、日本IBMのx86サーバー「System x」「BladeCenter」で動作確認されたソリューションが構成例とともに紹介されるもの。VERDEの「IBM折紙付構成」としては、50ユーザー規模の「VERDE折紙付単体構成」と、150ユーザー規模からスタートして大規模構成に拡張できる「VERDE折紙付クラスター構成」の2種類が紹介された。

 今回アプライアンス化されるのはこのうち「VERDE折紙付単体構成」で、9月6日より「VERDE折紙付単体構成パック」として販売が開始されている。この構成では、1台の「IBM System x3650 M4」サーバーに、SUSE Linux Enterprise Server、VERDEの50同時使用ユーザー数ライセンス、ゲストOS(Ubuntu)をプリインストールしており、VDI環境をシンプルに構築できる。

 また管理についても、Webベースの管理画面を備えているため負荷を軽減可能としており、特に、導入・運用コストや管理負荷がVDI導入のハードルになっている中堅・中小企業にとって有効とのことだ。

 価格は294万円で、初期導入時のメールでのQ&Aサポート(30日間)、ハードウェアとソフトウェアの3年間保守料金が含まれている。


関連情報